政治のことなど、思った事を書いてみた。

人にはそれぞれ立場があり、同じ人間の発言でも立場によって影響力の差が生まれる。
ウチがこうしてブログで発言してもその影響力はたかが知れている。それでも、ブログに書くという事は公に発言する事であると思っているので、ある程度の配慮は持ってブログを書いている。

仕事の現場で取引先と商談をする場合、平社員も社長も関係なくこちらの発言は会社の方針として相手方に伝わる。違いがあるとすれば、責任・発言の重さが役職があがるにつれて重くなる事だろう。

これが政治の場合、一人の議員の発言は、その議員が所属する政党の考え方だと国民に受け取られる事になる。民主党の場合、”商談”に来る議員がみなバラバラの事ばかり言うので、”仕事”を任せるに値する信頼を”取引先”の国民から受けられず、当然の結果として”破談”に終わった。”社長”である党首が党内の意見をまとめる事が出来ないのだから政治が停滞するのは当然で、国民はいら立ちから指導力のあるリーダーを求めた。こうした国民の声から誕生したのが現在の安部政権である。安倍総裁が率いる自民党が復権した途端に停滞していた政治が加速的に動き出した。政治が目に見えて動いている実感が国民にはあるので、これが高支持率に繋がっているのであろう。また、橋下共同代表が率いる維新の会が野党第一党として国民からの期待を集めた。これは橋下氏を強いリーダーと見た有権者が多かった結果であろう。
だが、ここにきて維新の会の退潮がいちじるしい。その原因は橋下共同代表の慰安婦に関する一連の発言を巡る影響が無視出来ない。

立場が異なるとして距離を置く安部総理や自民党に対し、橋下氏は保守気取りの政治家がビビッて何も言わなくなったと批判をしているが、国民を代表する総理大臣の言葉と所詮野党の党首の言葉では影響力が格段に違うのは当然の事である。ましてや国内の反日勢力と結託した所謂『反日議員』やら『反日メディア』があっちこっちに放火して拵えた慰安婦という問題に対処する場合、”敵勢力”の激しい抵抗は容易に予測する事が出来る。”敵勢力”の反撃に備え、念入りにも念を入れて下準備をしておく必要がある。戦う準備が整っていないのにうっかり手を貸せばこちらにも火の粉が降りかかるのだから、政権が傍観者的な態度をとるのはなんら不思議なことではない。これをビビったというのかもしれないが、そんな相手の挑発に乗って自壊するようならば自民党はとっくに消えてなくなっているだろう。政権を長年担ってきた経験は他党の追随を許さず、野党が内輪もめをすればするほど、自民党の安定感が頼もしく思えてしまう。自民党であれば政治はある程度安定するが、他に選択肢が無いという弊害も生みだしている。この点は改善してゆく必要がある。

自民党と対照的なのが維新の会だが、ウチが考えるに、まさかここまで窮地に陥るとは橋下氏は思っていなかったのではないだろうか。

橋下氏が世間で言われている慰安婦は実際とはかけ離れていると突然発言した背景には、夏の参院選から解禁されるネット選挙が絡んでいる。
ネット世論では圧倒的に反韓感情が強い。慰安婦問題を取り上げてネットの支持を取り込む事で、維新の会の凋落傾向に歯止めをかけ、上昇への糸口としたかったのだろう。また、石原共同代表は保守を代表する一人であり、自身も石原氏と考えは同じであるとアピールする事で、党の一体感を演出し、保守を代表する政党として幅広い支持集めを狙った。これにはもう一つ、安倍総理や自民党と思想が近い事を公言しておく事で、選挙後の政権与党入りも視野に入れている・・・。

これはあくまでもウチの頭の中で組み立てた推論であり、真実は当人に聞かなければわからないが、質問する機会にもし恵まれたとしても正直には答えてくれないだろう。
政治家たるもの、人と金を集めて権力を握ろうとする事は間違えではない。権力を掴まなければ自分の志を遂げることは出来ないからだ。だが、権力を手中に収める事が志になってしまっている政治家が多く存在する。橋下氏もその一人だとウチは思っている。

慰安婦問題を取り上げたのは先に書いたような保守層の囲い込みが狙いだったのだろう。だが、結果は逆で、東京裁判史観から抜け出せない左翼思想の持ち主である事が支持していた一部の保守層にまでバレてしまった。アメリカや韓国を非難する事で批判を外へ向けようとした事が、自民党に嫌がられソッポを向かれてしまい、身内からも厳しい声が出てくるなど、橋下氏を取り巻く環境はまさに四面楚歌の状況だ。党を代表するする立場の人間であれば発言の影響力も大きいので、慰安婦問題は戦略・戦術を組み立てたうえで取り上げるべなのに、票と金を手っ取り早く集めようと慰安婦問題を取り上げてしまった為、反撃には場当たり的な対応しか出来ないでいる。これでは橋下氏も求心力を保つ事は難しい。
慰安婦問題から逃げずに立ち向かう橋下氏の姿勢は高く評価したい。だが、この一件で慰安婦に関わる事はリスクが高いとして、政治がこの問題から逃げてしてしまわないかという不安がある。間違いに対しては粘り強く正しい主張を続けていかなくてはならない。

安倍政権なら様々な圧力に易々とは屈しないとは思うが、参院選で勝利して安定した政権基盤になった後、権力維持のため、今よりももっと”安全運転”になる可能性もあるし、自民党内部では利権争いばかりするようになるかもしれない。それこそ権力を握ったその先のビジョンが無く自滅した民主党の二の舞になる。
政権基盤が安定したとしても、国内外に向けて強くて良い影響力を安倍総理には発信してもらいたいと思う。

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