京旅行、都七福神巡り編-第二夜-

みなさま御機嫌よう。
櫻華改方です。

今日は京旅行、都七福神巡り編第二夜をお届けします。
七福神巡りと銘打ちながら、まだひとつも巡っていません。いよいよ巡礼はスタートするのか、それとも事件が・・・起こるんですね。ウチにとっては通常運転なのですが・・・ね。

さあ。それでは第二夜のお話を始めましょう。

2012年1月6日。
仕事が終わり帰宅。用意は前日に出来ています。用意といってもリュックに地図と薬、歯磨きセットとタオルを一枚、もしもの時ために、封筒にお金を少々、それと文庫本が一冊。これだけです。後、必要が生じた物は現地で調達すればよい。荷物は少ない方が良いのです。
風呂に入り、着替えを済ませてリュックを背負いアパートを出たところで気がつきました。夕飯がまだです。一つの物事に突き進んでいるとそれに熱中して、それだけで頭が一杯になってしまって他の事が手につかなくなってしまう、そんな性格です。
夕飯をしたために、いつも行く居酒屋に向かうことにしました。
いつものように瓶ビールを頼み、これを飲み干した後、食事を頼む。普段、この後に熱燗で3,4合飲むのですが、このいつもと違う注文に店主の姉さんがさすがに気が付き、
「おや、今日はどうしたんですか?」
と問われたので、正直に今から旅に出るんですよ、と答えた。京都までは深夜バスですが、最寄の駅まではこれから歩いて行きますと話したら、店の者に車で送らせますというので、お言葉に甘える事にしました。無論、送ってくれた店の人には心づけはきちんと渡して別れましたが、別れ際に、気をつけて行ってらっしゃい、と言われて、そういえばこのところ誰かの声に見送られて仕事に向かったり旅に出たり、そういうことがないなとふと思いました。行ってらっしゃい、って普段気にもせずに使ったり聞いたりする言葉ですが、いい言葉ですね。

1月7日。0時。深夜バスで東京を発つ。
深夜バスは思った以上に快適でしたが、それでもゆっくり熟睡とまでは行かなかった。風きり音とか振動とかはどうにもなりませんから。それと、ウチの席が前方の通路側だったのですが、高速道路のSAにトイレ休憩でバスが停車するたび、通路を通る人の気配で目が覚めました。そんなこんなでバスは走り、そして朝6時30分。京都へ到着しました。
VIPライナーにはVIPラウンジという待合室があって、ここで洗顔と歯磨きを済ませていざ朝の京都へと歩き出します。

当初の予定では、萬福寺に向かうつもりでいました。
ここだけ宇治市にあり、JR京都駅から奈良線で最寄り駅の黄檗までは約20分ほどかかります。寺務所の受付が始まるのが9時ごろからなので、その前に移動しておいて、受付開始と同時に巡礼を始め、比叡山の麓にある赤山禅院を目指し北上する計画を立てていました。ところが、です。今から移動すれば電車の時刻にもよりますが、7時~7時30分くらいには黄檗についてしまう。2時間~2時間30分程待機することとなるけれど、黄檗の駅前はどういうところか。まるで情報がありません。駅前で時間を潰す手段があれば良いですが、まったく分からない土地ではさすがに迂闊には動けないし、何よりも時間が勿体無い。

さて、どうするか。
辰年が始まって最初の旅のしかも早朝に、いきなり難しい局面に立たされることとなったのだが、辰年・・・か。
辰、つまり龍だ。京都で龍、ここから連想を働かせて思い浮かんだのは、坂本龍馬さん。そうだ。折角京都へ来たのだし、朝のこの時間を利用して龍馬さんのお墓に参ることにしよう。こんな事を朝の冷たい空気の中、京都駅を見つめながら腕組みをして考えていました。傍から見たらウンウンうなっている変な人に見えたでしょうね。

リュックの中にガイドブックがあったはず。それに場所が掲載されていればよいのですが、とリュックを開いて見たのですが、あるはずのガイドブックが・・・ない。どうやら、忘れたようです。普段、ガイドブックなんか使わないから入れ忘れたようです。。しかし、市内の交通網と市街図が書かれた大判の地図と、これから巡礼するお寺の地図をPCからプリントアウトしまとめておいたファイルだけはあった。これを頼りに行くしかありません。現地まで行って地図を忘れる、こういう事には慣れています。よくあることなんですよね。そういう場合はどうするか。街の中には情報が溢れていますから、それらの情報を歩きながら収集し分析し決断していけばいいだけです。いつもの事です。この朝のこの状況はウチにとってみれば通常運転です。大判の地図があっただけでもウチにとっては僥倖です。

龍馬さんに会いに行くその前に、JR京都駅で新幹線の回数券を乗車券に変えました。19時43分京都発、22時03分東京駅着予定のN700系のぞみ254号の切符を取りました。この時点で京都の滞在時間は後約13時間に確定しました。

早朝でまだ人もまばらな京都駅を少し散策した後、改札を通過します。

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JR線ではスイカが使えるので、それで入場したのですが、そこに改札があったので無意識に通過してしまったため、何線に乗っていいのかまったく分からない。龍馬さんのお墓は確か清水寺の近くだったから、駅員さんに清水寺への行き方を聞いてみましたが、何分にも不案内な土地の事、聞いてもよく分かりませんが、ただバスで行くのが普通とる交通手段だという事は分かりました。しかし、改札を通過してしまった事だし、とりあえず電車に乗って行ってみることにします。

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はじめて乗る路線。ワクワク・ドキドキがとまりません。カテゴリーとして考えると、電車なんて乗り慣れているものなのに、不思議と胸の鼓動が高鳴ります。

JR奈良線で東福寺まで行き、そこから京阪本線に乗り換える。
ここまでは良かった。
だが、降りる駅が分かりません。電車は定刻通りに走り神宮丸太町駅に到着しようとしています。これは明らかに行き過ぎだろうと気がつき、降車して、ホーム階段を登り地上に出ましたが、方向感覚がまるで働かない。鴨川沿いに南へ歩けば辿りつくかなと、地図を見ながら歩き出しました。冬の朝の鴨川は空気が鮮烈で清清しい。しかし、しばらく歩いていてふと不安になる。遠くに見えるあの山は比叡山ではないか?

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土手を登り川端通に出て、交差点に設置されている交通案内の青看板を見ると、左折した先には銀閣寺と書かれています。手元の地図を見る。南へ向かうはずが、北に向かって歩いていたようです。うん。通常運転だ。



横断歩道を渡り南へ向かって歩き出しますが、ここから清水寺まで歩くのはあまりにも遠い。まず時間が許さない。と、目の前に停留所が見える。振り返るとちょうどバスが向かってきており、このバスに乗って河原町五条で下車。五条通りをしばらく歩き、ようやく清水寺周辺に到着しました。

しかし、今回の目的は清水寺ではありません。坂本龍馬さんのお墓にお参りするのが目的です。

五条坂を登り、

産寧坂を下り、

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二寧坂を下り。

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8時43分。ようやく維新の道へ到着しました。

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あちらこちら寄り道しすぎてすでに時間の余裕はなくなっていましが、根が楽天家であるウチは時間などどうとでもなると、前をのみ見つめながら歩く。
のぼってゆく坂の上の青い天に朝の光を受けて輝く一朶の白い雲のみをみつめて坂をのぼってゆく。

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龍馬さんのお墓まではもう少しです。

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