世論調査に思うこと。

右の下歯の銀歯を新しくした。銀歯周辺に出来た虫歯を治療するために銀歯を新しくする必要があったためだ。歯医者の言い付け通り右の歯を使わずに物を噛んでいる。しかし、変な噛み合せになったためか、唇の内側を何度か噛んでしまった。そのせいでそこが炎症になり、物が当たると鋭く痛い。口内用の軟膏を塗って急場をしのいでいる。火曜日には右の歯が解禁になるので、とりあえずはそれまでの我慢である。

さて。今回も民主党の話。
各マスコミの世論調査によると、政党支持率では民主党が自民党を上回り、「首相にふさわしいのは」の設問でも鳩山民主党代表が麻生太郎首相を上回った。

ご祝儀相場と言えなくもないこの数字だが、世論は気分なんだなと改めて思う。
あの”小泉フィーバー”の時もマスコミの煽りに国民が熱狂し、改革の正体もよく分からないまま支持してしまった人は多い。
最近だと麻生内閣の支持率だろう。マスコミが執拗なまでに叩いていた時期はどんどん支持率を下げるだけだったが、その執拗な攻撃の手が小沢の第一秘書逮捕などで緩んだ途端にずるずると上がっていった。これは敵失と言えなくも無いし、定額給付金の件等々の絡みもあるのだろうが、マイナスイメージの報道が少なくなったのも要因の一つだろうと思う。
一方、あれだけ国民に”期待”された小沢だが、西松絡みで秘書が逮捕されると急激に人気を落とした。マスコミは何とか取り繕おうと必死だったが、秘書逮捕というマイナスイメージを覆すことは難しい結果となった。

とかく世論というのは、その時々の国民の気分によって様々に変化するし、変化した世論が別の世論を引っ張り込み取り込んで一つの大きな世論を形成していく。かと思えば膨張した世論はシャボン玉のように突然破裂して別の世論を形成したりもする。世論は生き物でありその時々の状況や環境によって様々に変化すると認識しておくがよいだろう。世論が動こうともそれに流される事なく、しっかりとした情報と知識を持って判断する事が肝要なのではないだろうか。

ちょっと考えれば今回の民主党の代表選はおかしなものだったのだ。役員を談合して持ち回りで決めるなんて事はかつての自民党とやっている事は同じである。
この異常事態に民主党の若手は気付いているのか。気付いているが老人の圧力で発言を封じられているのか分からないが、代表選に若手の顔が出てこないのは裏を返せば人材の枯渇を宣伝してしまったようなものである。次代を担う人材がいないのは自民党も同じであるが、この点でも民主党は自民党と変わらないと宣伝してしまったようなものである。

ではなぜこうなったのか。ウチの意見であるが。
総選挙が間近に迫った状況でまったく無名の若手を代表に据えるのは賭けである。とんでもない追い風が吹くかそれとも逆風となるか、まったく予想がつかない。民主党は結局は「風」頼みなのである。しっかりと根をおろしていないため、郵政選挙の時のように激しい逆風が吹くと吹き飛ばされてしまうのである。

ところで、岡田が代表になれなかった理由の一つに、前原の支持があったからかもしれない。前原は代表時代に連合との関係見直しを掲げた。組合員の多くは民主党候補への投票を求めてもほとんど反応がないというのが実態だが、選挙運動では連合の支えがなければ新人や大半の若手は選挙ポスターの貼り出しもままならない。選挙に勝つために少しでも票を掘り起こすため、前原時代の気まずい空気を修正し、密接な協力関係を構築する方針に転換したのは、前原の後を襲って代表になった小沢である。こうした経緯から、選挙を睨んだ結果、岡田は代表選の出来レースから落ちた可能性があるかもしれない。

さて、根がしっかりとしない民主党であるが、小沢が代表に就任してからは、従来の自民党の支持組織であった農協や医師会に食い込み始め、まだまだ微々たるものではあるが、少しずつでも根を生やし始めている。
しかし、ようやくといった時に小沢に退場されては根が枯れてしまうかもしれない。そうなればまた「風」頼みのなんとも心もとない選挙戦になってしまう。民主党が選挙で勝つ可能性をぐっと高めるためにも、小沢が持つ自民党・旧田中派とそれを受け継いだ竹下派流の選挙戦術が必要なのである。

選挙は党を構成する議員を選ぶ戦いでもあり、党の存在の根幹部分を決定するものである。そこを小沢が握っているのだから、鳩山が代表でも小沢には頭があがらない。
無名の若手を起用するよりも国民の知名度も高い鳩山の方が選挙の看板としては無難である。また、小沢にとっては従順な子分格である鳩山は頭を押さえつけやすい。今回の代表選は小沢にとって御しやすい人間が選ばれた。そのため、若手には活躍の場すら与えられなかったと見れなくもない。

やっていることは古い自民党の談合選挙である。支持する気になれぬのはこうした理由もある。やっている事が古いのだ。
民主党に新しさを感じる時がこの先に来るとしたならば、老人支配から脱却し、しっかりとした国家観を持った若手が名乗りを上げたときであろう。国民のため、国家のため、日本のために働く政治家が民主党の若手の中から登場したならば、その時は喜んで民主党を支持しようではないか。

今回で一応”民主党シリーズ”は一区切りとする。
尚、参考文献として元民主党事務局長の伊藤惇夫氏著、民主党・野望と野合のメカニズムなどを参考としている。

ではまた。

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