櫻華改方長官乃憂鬱

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zoom RSS 塩屋埼報告書二千十五 ようやく灯台に登れました。

<<   作成日時 : 2015/03/11 19:27   >>

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東日本大震災から今年で4年になる。
今年もまた、福島県いわき市の塩谷埼へ行ってきた。

2012年に初めて訪れてから毎年一度は訪れている。今回は通算4度目の訪問になる。

※被災地を訪ねるにあたって思う事・・・「出来る事

※塩谷埼報告書二千十二・・・「ひばりさん縁の地、塩谷埼で思う。

※塩屋埼報告書二千十三・・・「塩谷埼再訪。

塩屋埼報告書二千十四。

この日はもう一つ、病床の伯父を訪ねる目的もあったので、前日のうちに水戸の実家に帰って一泊。翌日、母親と一緒に伯父を見舞って、その足で塩谷埼へと向かった。

高速道を使わずに国道6号線を北上して、福島県いわき市で県道241号線へ道をかえ、舞子浜に行き当たった所で道を右に折れて、塩谷埼へ至る。過去3度通った道なので地図を見なくても行けるようになった。

舞子浜の住宅地を抜けて薄磯海岸に出ると、ガラリと風景が変わる。
これには母親も驚いていた。
私が驚いたのは、道が一部付け替えられていた事。点滅信号を左に折れて海岸沿いに道が伸びていたのだが、この道が封鎖され、新しく出来た道をしばらく走って塩谷埼へと続く旧道と合流するのだが、道の状況が特に酷い箇所を避けるような作りになっている。おそらくこの道路も仮設なのかもしれない。

今年は母を隣の乗せて行ったので、途中の風景写真はなく申し訳ない。
だが、今年はうれしい事に塩谷埼灯台に登る事が出来た。過去3度フラれ続けたが、ようやく念願が叶った。

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以前はここに立ち入り禁止の看板が立っていた。

階段を登っていくと、所々修復を施した跡がある。

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灯台までもう少し。

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入口ゲートに到着。ここにたどり着くまで何年かかっただろう。感慨深いものがある。

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母親は灯台に登らずにここでリタイア。
でも、ここからの景色もなかなかだ。

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受付を済ませてゆるい階段を登る。

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いよいよ灯台の中へ。

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階段途中の小窓から見える風景。

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上までたどり着いて外に出てみたらあまりの強風で飛ばされそうになりなるのを踏ん張って撮影。
学校にあった瓦礫はほとんどなくなり、整地が進んでいるのがわかる。

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ところで、ウチの知り合いから聞いた話だが、その知り合いの伯父夫婦が仙台よりも少し北の場所に住んでいてそこで被災した話を聞いた。
その親戚の家は海岸近くにあり、津波で流された。伯父は所用で出かけており難を逃れたが伯母は残念ながら津波で亡くなったという。生き延びた伯父もそのあとすぐ、叔母の後を追うように亡くなったそうである。
親戚の家があったその辺り一帯は国が買い上げで公園にする計画らしい。
津波によって壊滅的な被害を受けた地域であり、今後、人が居住するのは難しい。
坪数により金額も変わってくるだろうが、そのような土地に払われる金額は微々たるもの。まとまったお金が無ければ、家を新築するなりマンションを購入するのも出来ない。ましてやその地域は若者が都会に出てしまい年寄りが多い為、新たにローンを組むのも困難である。仮設住宅から出られない理由の一つがここにある。
災害公営住宅を利用すればよいという意見もあるが、そこに入居すれば家賃が発生する。その費用はどうやって捻出するのか。仮設住宅はタダだ。住むところはとりあえず確保できる。だが、いつまでもいられるわけではない。もしかしたら住む場所を失うかもしれない。震災から4年が経過したが、明日への不安と闘う人たちがいる。
復興への険しい道のりの現状がある。

灯台から見える景色は、数年前と比べればだいぶ地面が綺麗になった。

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来年、再来年、おそらく緑地化されてもっと綺麗な景色が眼下に広がるのではないかと思う。
ウチみたいな外から来る人間は、瓦礫が無くなり整備された。復興した。そう思ってしまう。
だが、ここに住んでいた人たちはどうだろうか。
自分たちが育った場所の風景が全く変り、そしてそこにはもう住む事が出来ない。
実際、そうした風景を見て彼らがどう思うか。ウチには想像する事しか出来ない。
もし、自分が子供の頃に住んでいた家が取り壊されて公園になっていたら、それはきっと悲しくて寂しくなるだろう。

復興って何をもって復興というのだろう。そんな事をふと考えると足がとまりそうになる。
でも、自分が出来るささやかな事でも、『この世界を回り回って何処の誰かも知らない人の笑い声を作ってゆく』。
そう信じて、これからも自分が出来る事で被災地を応援しいく。


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